ボランティアの法化図(ほけず)知子さん、
3月9日より合流した中越・KOBE足湯隊(事務局=同センター)の
頼政良太から、現地レポートをお届けします。
共に活動しているため重なる部分もありますが、それぞれの視点からの
報告を掲載します。
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現地レポート
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<3月9日>
●法化図さんの報告
午後2時頃、先日うかがった椎茸農家のHさんにお会いし、農業支援のお話をしました。
使えるかはわからないけれど、干し椎茸に加工中とのことです。商社には300〜500円位でしか買い取ってくれないだろうと言われていましたが、経済連が頑張っていて3000円程度は値段がつくかもという話もあるようです。
その後、一時間だけですが、3人 で椎茸を廃棄する作業をしましたが、第一世代の巨大椎茸はまだまだあり、人手を必要としています。椎茸に関してはこの2週間くらいが山場ということです。
また、青山学院大学の学生が作業をしたMさんより、Hさんをご紹介いただきました。Hさんは一人暮らしで、灰かきの手が必要ということです。Mさんは青学生に手伝ってもらって助かったので、他に困っている人にも声かけしていただいているようです。
夕方には正定寺の尼子さんと今後のボランティアさんの募り方などをご相談等させていただきました。そのなかで、近隣のお寺より椎茸農家の手伝いをお願いできないか呼び掛けてもらいました。
地元や近隣の方にボランティアとしてきていただけるような呼び掛けが大切になってくると思います。
●頼政の報告
今日は、午前中に高原町や小林市の高校や中学校を回り、ボランティアの募集を
お願いしました。その中で、さっそく小林高校が反応してくれました。ボランティア保険の関係や足の問題などはありますが、そこをクリアすれば動いてくれそうです。今は、ニーズがたくさん上がってきているけれど、なかなかこなせていないという状況なので、高校生のボランティアがたくさん来てくれればと思います。
午後からは椎茸農園の方のお手伝いをしました。
灰をかぶってしまった椎茸は取り除いたけど、その後に出てきたしいたけも原木に灰がついているために根元の部分に灰がついてしまっているという状態でした。
今は降灰の影響で手が回らず、大きくなりすぎてしまった椎茸を取り除くという作業が必要だそうです。そうしないと、椎茸が養分を吸いすぎてしまって、次の椎茸に影響があるそうです。椎茸は、今後の2週間が勝負というお話もありました。
また、午後に一軒、ボランティアに来てほしいという新しいお宅を訪問しました。一人暮らしのお母さんのお宅で、灰が多すぎて一人では作業出来なくて困っていたようです。雨どいは何とかやったけど、その下に積もった灰が全く手をつけられていない状態でした。雨が降るとドロドロになるし、天気が良ければ灰が感想して舞ってしまい部屋の中にも入ってしまうという状況です。
こういったニーズはまだまだ訪問活動などを通じてどんどん出てきそうです。今後もニーズは拾っていく必要があるなぁと感じました。
明日は、上がってきているニーズのお宅すべてに、もう一度連絡を取る予定です。ニーズは聞いているのですが、なかなかお手伝いに行けていない状況なので、そこはキチンと説明するつもりです。
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関連活動報告
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●東京ミッドタウン「宮崎県応援チャリティーイベント」に参加しました
被災地NGO恊働センターは、3月5日(土)、6日(日)、
東京ミッドタウンで行われた「宮崎県応援チャリティーイベント」で、
新燃岳支援活動の写真展をさせていただきました。
多くの方がお立ち寄り下さり、写真を見ながら被災地を心配したり、
「応援しているよ!」という声を届けて下さいました。
会場では募金も行われ、集まった53,360円を、
被災地NGO恊働センターの新燃岳支援のための
ボランティア活動資金としてご寄付いただきました。
ご協力ありがとうございました!
*東京ミッドタウンの同イベント紹介ページ http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/2011/5052.html


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被災地NGO恊働センター
代表 村井雅清
連絡先:神戸市兵庫区中道通2-1-10
TEL 078-574-0701
E-mail:ngo@pure.ne.jp
振込口座:郵便振替01180-6-68556
口座名義:被災地NGO恊働センター
通信欄に「新燃岳」と書いて下さい。